ペルー大統領、フジモリ元大統領の恩赦検討

ペルー大統領、フジモリ元大統領の恩赦検討
 6月22日、ペルーのクチンスキ大統領は、在任中の人権侵害事件で禁錮25年の刑に服しているフジモリ元大統領(中央)への恩赦を検討する時期だと述べた。写真は検査を終え病院を出る元大統領。昨年3月リマで撮影(2017年 ロイター/Janine Costa)
[リマ 22日 ロイター] - ペルーのクチンスキ大統領は22日、在任中の人権侵害事件で禁錮25年の刑に服しているフジモリ元大統領への恩赦を検討する時期だと述べた。
フジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏が率いる野党フエルサ・ポプラルが多数派の議会で21日、経済・財務相の不信任案が可決されたことなどを受けた対応とみられる。
大統領は記者団に対し、フジモリ氏の恩赦を「検討する時期だと思う」と述べ、大統領の発言を伝えたエコノミスト誌の報道を確認した。
ケイコ・フジモリ氏は大統領の発言を歓迎。ツイッターで「行動するときだ。大統領としての権限を行使し、恩赦にすべきだ」と述べた。

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