一喜一憂すべきでない=内閣支持率の低下で菅官房長官

一喜一憂すべきでない=内閣支持率の低下で菅官房長官
 6月19日、菅義偉官房長官は午前の会見で、報道各社の世論調査で安倍内閣の支持率が低下したことについて「一喜一憂すべきでないと思っている」と述べた。安倍内閣、昨年8月撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 19日 ロイター] - 菅義偉官房長官は19日午前の会見で、報道各社の世論調査で安倍内閣の支持率が低下したことについて「一喜一憂すべきでないと思っている」と述べた。
官房長官はそのうえで「必要な政策を国民に説明しながら、着実に進めることが大事だ。骨太の方針や成長戦略を着実に実施し、経済再生に万全を期したい」と語った。
各種世論調査では、学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡る問題について、政府の説明に納得していない国民が多いことが示された。菅官房長官は「行政がゆがめられた事実は一切ない」とあらためて強調。「引き続き獣医学部新設を巡る経緯や調査の内容についてしっかり説明していきたい」と述べた。野党が求める閉会中審査については「国会で決めることだ」と述べるにとどめた。
安倍晋三首相が秋までに内閣改造を行う意向を固めたとする一部報道には「(内閣改造は)安倍首相の専権事項だ。答えることは控えたい」とした。

石田仁志

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