愛国心からのサイバー攻撃あり得る、政府関与はない=ロシア大統領
[サンクトペテルブルク(ロシア) 1日 ロイター] - プーチン・ロシア大統領は1日、愛国的なロシアのハッカーが同国との関係が緊張している国に自発的にサイバー攻撃を仕掛けた可能性があると述べる一方、ロシア政府はそうしたハッキングに一切関与したことはないと言明した。
当地で行われた経済フォーラムで海外メディアに対して発言した。
今年ドイツで実施される選挙にロシアが介入を試みる可能性が指摘されていることについて「(ハッカーが)愛国心を持っていれば、ロシアを良く言わない人々に対して、彼らの信じるところの善良な戦いを自発的に仕掛ける。それがあり得るかといえば、理論的にはあり得る」と述べた。
米情報当局者が大統領選でのトランプ氏の勝利をロシアのハッカーが支援しようとしたと指摘して以来、ロシアのサイバー犯罪に対する態度には疑問が深まっている。ロシアは関与を言下に否定している。
プーチン大統領はまた「国家レベルでハッキングに関与した事実はなく、その計画もない。その正反対で、国内で対策を講じようとしている」と述べた。
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