英国のEU離脱交渉、予定通り始まると認識=独首相

英国のEU離脱交渉、予定通り始まると認識=独首相
 6月9日、ドイツのメルケル首相は、英国の総選挙は与党保守党が過半数を割り込む結果となったが、同国の欧州連合(EU)離脱計画に変更はないとの認識を示した。 ロンドンで4月撮影(2017年 ロイター/Stefan Wermuth)
[メキシコ市 9日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は9日、英国の総選挙は与党保守党が過半数を割り込む結果となったが、同国の欧州連合(EU)離脱計画に変更はないとの認識を示した。
メルケル首相は訪問先のメキシコ市で記者会見し、ドイツは離脱交渉を始める準備ができていると表明。「きょうメイ首相から受けた説明では、英国は計画通りに行いたい考えだ」と述べた。
「われわれはスケジュールに沿って交渉を速く進めたい。合意した通り交渉を開始できないことを示すものは現時点で何もない」との認識を示した。
メイ首相は19日から離脱交渉を開始する方針を示している。
メルケル首相はまた、英国はEU離脱後も欧州の一部であり、パートナーであり続けると指摘。「英国は北大西洋条約機構(NATO)加盟国であり、多くの課題を共有している」とし、こうした姿勢で英国と交渉したいと語った。

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