ルペン氏、来月の仏議会選に照準 党刷新へ

ルペン氏、来月の仏議会選に照準 党刷新へ
 5月7日、仏大統領選挙決選投票での敗北が確実な情勢となった極右・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏は、党を刷新する方針を示した(2017年 ロイター/Charles Platiau)
[パリ 7日 ロイター] - 7日の仏大統領選挙決選投票での敗北が確実な情勢となった極右・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏は、党を刷新する方針を示した。来月の議会選挙に照準を定め、有権者は同じ選択を迫られると述べた。
ルペン氏は、支持者らへの演説で、「FNは歴史的な好機に向けて大々的に変革し、フランス市民の期待に応えなければならない」としたうえで「新たな政治勢力を構築するためにわれわれの活動の大転換に着手することを提案する」と述べた。
FNの初代党首で父のジャン・マリー・ルペン氏は7日、RTLラジオに対し、娘の選挙活動について、ユーロ圏や欧州連合(EU)からの離脱を訴えたことが裏目に出たとの見方を示し「われわれは、現実の問題、高齢化や移民の問題について有権者に話しかけなければならない」と語った。
フィリポ副党首は、党名を国民戦線から変更する見通しを示した。

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