脱EU・フラン復活を断念へ、議会選挙控え―仏極右ルペン党首=英紙

脱EU・フラン復活を断念へ、議会選挙控え―仏極右ルペン党首=英紙
 5月22日、フランス極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首(写真)は、欧州連合(EU)離脱とフラン復活を目指す方針を見直す考えだ。英テレグラフ紙が報じた。写真はパリで7日撮影(2017年 ロイター/Charles Platiau)
[ロンドン 22日 ロイター] - フランス極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首は、欧州連合(EU)離脱とフラン復活を目指す方針を見直す考えだ。英テレグラフ紙が報じた。
ルペン党首は19日、フランスの国民議会(下院、定数577)選挙を6月に控え、党是である反EUのスタンスに関し議論を始めると言明した。
同紙によると、党の経済担当主席ストラテジストは「フランスのEU離脱はない。国民が示した意見を考慮した」と述べた。
さらに「ユーロがテクニカルに発展可能であるとは今でも考えていないが、頑固に主張し続けても意味をなさない。今後は、予算や銀行規制の制御がもっと自国でできるよう、EU条約に関する再交渉を行うことを党の方針にする」ことを明らかにした。

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