ドルは112円半ば、米政権運営が懸念材料に

ドルは112円半ば、米政権運営が懸念材料に
 5月17日、正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル安/円高の112.47/49円だった。弱い米経済指標やトランプ大統領の政権運営に対する懸念などで、朝方からじり安となった。写真は都内で2010年9月撮影(2017年 ロイター/Yuriko Nakao)
[東京 17日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル安/円高の112.47/49円だった。弱い米経済指標やトランプ大統領の政権運営に対する懸念などで、朝方からじり安となった。
朝方113円前半で推移していたドルは、午前10時前にかけて112.49円まで下押しした。3月中旬からの上昇相場がいったん終了し、石油輸出国機構(OPEC)総会や主要7カ国(G7)首脳会議などのイベントを控えて調整的なドル売りが出始めているとの声も聞かれた。
112円半ばでいったん下げ渋ったものの、正午に向かって112.42円まで下落した。ユーロ/ドルのユーロ買い/ドル売りも波及したとみられる。ユーロは1.11ドル台に乗せると、ストップロスを巻き込みながら上昇の勢いを加速させた。
海外時間には目立った経済指標の発表はない。トランプ氏の政策運営を不安視させるような続報があれば、ドル売りが加速する可能性もあるという。

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