成長見通しは改善、金融緩和なお必要=ドラギECB総裁

成長見通しは改善、金融緩和なお必要=ドラギECB総裁
 4月21日、ECBのドラギ総裁は、世界経済の成長と貿易は持ち直しの兆しが出ているが、ユーロ圏経済に対するリスクは依然下向きであり、「極めて大規模な」金融緩和がなお必要との見解を示した。4日撮影(2017年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[フランクフルト 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、世界経済の成長と貿易は持ち直しの兆しが出ているが、ユーロ圏経済に対するリスクは依然下向きであり、「極めて大規模な」金融緩和がなお必要との見解を示した。
国際通貨金融委員会宛ての声明で述べた。
デフレリスクはおおむね解消したが、基調のインフレはまだ明確な加速トレンドを示していないと指摘した。
総裁は「回復の裾野が各国、そしてセクター全般に広がっている」とし、「世界経済の回復は明るさを増しており、国際貿易が増加している兆しが見られる」と述べた。
3月に1.5%だったユーロ圏のインフレ率については、為替やエネルギー価格の動向を反映し、今後数カ月は現在の水準近辺で上下する公算が大きいとした。

※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab