米国株は反発、銀行やハイテク株主導

米国株は反発、銀行やハイテク株主導
 4月17日、米国株式市場は、主要指数が反発した。銀行株やハイテク株を筆頭に、幅広く買われた。3月撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 17日 ロイター] -
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 20636.92 +183.67 +0.90 20484.75 20644.41 20484.75 <.DJI>
前営業日終値 20453.25
ナスダック総合 5856.79 +51.64 +0.89 5821.55 5856.79 5818.20 <.IXIC>
前営業日終値 5805.15
S&P総合500種 2349.01 +20.06 +0.86 2332.62 2349.14 2332.51 <.SPX>
前営業日終値 2328.95
ダウ輸送株20種 8990.42 +115.86 +1.31 <.DJT>
ダウ公共株15種 706.17 +3.02 +0.43 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 972.56 +12.55 +1.31 <.SOX>
VIX指数 14.66 -1.30 -8.15 <.VIX>
S&P一般消費財 695.86 +6.56 +0.95 <.SPLRCD>
S&P素材 324.17 +2.40 +0.75 <.SPLRCM>
S&P工業 556.54 +5.63 +1.02 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 567.83 +4.04 +0.72 <.SPLRCS>
S&P金融 386.48 +6.10 +1.60 <.SPSY>
S&P不動産 200.38 +2.30 +1.16 <.SPLRCREC>
S&Pエネルギー 510.38 +0.98 +0.19 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 857.55 +2.65 +0.31 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 165.70 +0.38 +0.23 <.SPLRCL>
S&P情報技術 897.33 +8.65 +0.97 <.SPLRCT>
S&P公益事業 263.46 +1.31 +0.50 <.SPLRCU>
NYSE出来高 7.04億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 18525 + 215 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物6月限 円建て 18475 + 165 大阪比 <0#NIY:>
米国株式市場は、主要指数が反発した。銀行株やハイテク株を筆頭に、幅広く買われた。
先週はシリアや北朝鮮を巡る地政学的なリスクが相場を圧迫したが、この日は市場の注目が企業業績に移った。
チェース・インベストメント・カウンセルのピーター・タズ社長は「週末に大きな世界的混乱が起こらなかったため、上昇ムードで週が始まった。連休前に組まれた保守的なポジションの巻き戻しが起こった」と話した。
タズ氏によると、先週好決算を発表した銀行セクターが引き続き投資家の人気を集めた。S&P500種指数を構成する企業の業績が全般に「かなり強くなる」との期待が相場を支えているという。
トムソン・ロイター・エスティメーツの推計によると、最新の四半期は500社の利益が10.4%増と、2014年第3・四半期以来で初めて2桁台に乗せる見通しだ。
S&P情報技術株指数は12営業日ぶりに反発。S&P金融株指数も上昇した。
動画配信サービスのネットフリックスが3.0%上昇。ただ、同社は取引終了後に決算を発表し、時間外取引では株価が下落した。
クレディ・スイスが目標株価を引き上げたアマゾン・ドット・コムとボーイングも上昇し、それぞれ2.0%高、1.9%高となった。
医薬品のインサイトは10.5%、同イーライリリーは4.1%、それぞれ下落した。米食品医薬品局(FDA)が、両社が共同開発する関節リウマチ治療薬の承認を見送ったことが嫌われた。
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は2.93対1だった。ナスダックも2.36対1で上げが下げを上回った。
米取引所の合算出来高は約53億1000万株と、直近20営業日の平均である64億株を下回り、年初来で最低となった。

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