英総選挙で、スコットランド独立へ機運高まる可能性=スタージョン氏

英総選挙で、スコットランド独立へ機運高まる可能性=スタージョン氏
 4月18日、スコットランド自治政府のスタージョン首相は、英国のメイ首相が総選挙を6月8日に前倒しする意向を示したことについて、スコットランド独立に向けた自身の計画に弾みが付く機会になるとの認識を示した。写真はスコットランド・グラスゴーでメイ首相との会合を終えたスタージョン首相。3月撮影(2017年 ロイター/Russell Cheyne)
[エディンバラ 18日 ロイター] - スコットランド自治政府のスタージョン首相は18日、英国のメイ首相が総選挙を6月8日に前倒しする意向を示したことについて、スコットランド独立に向けた自身の計画に弾みが付く機会になるとの認識を示した。
メイ氏はこの日、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)協議を優位に進める上で、議会での支持基盤を固める必要があるとして、総選挙を前倒しする意向を表明した。
スタージョン氏は「スコットランドに関しては(メイ)首相のこの動きは大きな政治的判断ミスだ」と指摘。「国民に(保守政府の)偏狭的で対立的な計画を拒否する機会を改めて与えるとともに、スコットランドの人々に将来の選択肢を与えるための民主的な責務を強固にするものだ」と語った。
スタージョン氏は離脱前の2018年終盤か19年初めにスコットランド独立の是非を問う住民投票の再実施を求めているが、メイ首相は適切な時期ではないとして反対している。

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