東芝、ニュージェン社株式を仏ENGIE社から買い取りへ

東芝、ニュージェン社株式を仏ENGIE社から買い取りへ
 4月4日、東芝は英原発事業子会社ニュージェネレーションの共同出資者である仏ENGIEから保有するニュージェン株のすべてを売却する旨の通知を受けたと発表した。2月撮影(2017年 ロイター/Phil Noble)
[東京 4日 ロイター] - 東芝<6502.T>は4日、英原発事業子会社ニュージェネレーションの共同出資者である仏ENGIEから保有するニュージェン株のすべてを売却する旨の通知を受けたと発表した。
ニュージェンの出資比率は東芝が60%、ENGIEが40%。東芝は株主間契約により、ENGIEが保有するニュージェン株を買い取る。買取価格は約153億円、取得時期は未定。
ENGIEは東芝の米原発子会社ウエスチングハウスが米連邦破産法11条の適用を申請した場合、東芝からニュージェン株を買い取るか、東芝にニュージェン株を売却するか選択できる契約になっていた。
買い取りが連結業績に与える影響はないという。株主資本と純資産は一定程度の減少が生じる見込み。
東芝は引き続きニュージェンへの出資者の募集や持分売却を検討する。

志田義寧

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