日本の対台湾窓口機関、1月から名称変更 中国は不快感表明

日本の対台湾窓口機関、1月から名称変更 中国は不快感表明
 12月28日、日本の対台湾窓口機関の公益財団法人「交流協会」は、来年1月1日から新たに名称を「日本台湾交流協会」に変更すると、ウェブサイトで明らかにした。写真は台湾の国旗、2011年10月香港で撮影(2016年 ロイター/Tyrone Siu)
[北京 28日 ロイター] - 日本の対台湾窓口機関の公益財団法人「交流協会」は、来年1月1日から新たに名称を「日本台湾交流協会」に変更すると、ウェブサイトで明らかにした。
交流協会の担当者は、名称変更は認知度の向上が目的だと述べた。
日本は中国と外交関係を持つ一方、台湾とは正式な関係はなく、交流協会は事実上、大使館として機能している。
中国外務省の華春瑩報道官は定例会見で、「台湾をめぐる日本の否定的な行為は極めて不快だ」と述べた。
報道官は、中国は日本に対し「一つの中国」原則の維持や台湾関連問題への適切な対応を求めると指摘。台湾と国際社会に誤ったメッセージを送ったり、日中関係で新たな混乱を生じさせたりしないよう求めると述べた。

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