訂正-北朝鮮のICBM、大気圏再突入の技術は未獲得=稲田防衛相

北朝鮮のICBM、大気圏再突入の技術は未獲得=稲田防衛相
 1月10日、稲田朋美防衛相は閣議後会見で、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を示唆したことに関連し、大気圏再突入の能力を獲得できていない可能性を指摘した。写真は都内で昨年9月撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)
[東京 10日 ロイター] - 稲田朋美防衛相は10日の閣議後会見で、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を示唆したことに関連し、大気圏再突入の能力を獲得できていない可能性を指摘した。
稲田防衛相は「北朝鮮が核兵器の小型化、弾頭化に至っている可能性は考えられる」とする一方、「大気圏再突入時の弾頭(訂正)を保護する技術は、これまでのミサイル発射で実際に検証し得たとは考えていない」と語った。
ただ、昨年3月に再突入の模擬試験を公表したことに言及し、「技術の獲得を追及しているのは明らか。米国や韓国とも緊密に連携しつつ、引き続き必要な情報収集に努める」と述べた。
稲田防衛相は12日からグアムを訪問し、米軍の新型迎撃ミサイル「THAAD(サード)」を視察することも明らかにした。
*本文2段落目の「弾道」を「弾頭」に訂正します

久保信博

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