仏政府、今後5年で570億ユーロ投資へ 「財政圧迫せず」

仏政府、今後5年で570億ユーロ投資へ 「財政圧迫せず」
 9月25日、フランス政府は、今後5年間の公共投資計画の概要を明らかにした。写真はマクロン大統領。22日撮影(2017年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
[パリ 25日 ロイター] - フランス政府は25日、今後5年間の公共投資計画の概要を明らかにした。投資額は総額570億ユーロ(678億8000万ドル)と、マクロン大統領が選挙公約に掲げた500億ユーロを若干上回るが、財政への負担にはならないとの見方を示した。
政府の発表によると、570億ユーロのうち200億ユーロは環境関連分野に投資する。また、150億ユーロは職業訓練、130億ユーロは技術革新、残りの90億ユーロは政府のIT(情報技術)化促進に振り向ける。
財源の一部は融資や株式投資などで賄うため、財政赤字の悪化にはつながらないとした。
ただ、投資計画の策定を担当したエコノミスト、ジャン・ピサニフェリー氏によると、投資額のうち240億ユーロは向こう5年の予算に盛り込まれた新たな歳出だという。

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