米12月利上げ観測再燃、トランプ氏勝利でも予想確率67%に上昇
11月9日、米短期金利先物相場は、米大統領選で共和党ドナルド・トランプ氏の勝利を受けた当初の上げ幅を縮小、米連邦準備理事会(FRB)による12月利上げ観測が再び高まっている。写真は10月12日、ワシントンのFRB(2016年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米短期金利先物相場は、米大統領選で共和党ドナルド・トランプ氏の勝利を受けた当初の上げ幅を縮小、米連邦準備理事会(FRB)による12月利上げ観測が再び高まっている。
米短期金利先物12月限は1.5ベーシスポイント(bp)高の99.51。CMEのフェドウォッチによると、市場は12月利上げを約67%の確率で織り込んでいる。オーバーナイトの取引では約50%まで低下していた。
想定外のトランプ氏勝利で、世界の金融市場が混乱する中、12月利上げ見送りとの見方がいったん高まったが、FRBはそれでも利上げに踏み切るとの観測が再燃している。
8日時点では、市場は76%の確率で12月利上げを織り込んでいた。
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