NFL=MIT在学のアーシェルが引退、脳疾患論文きっかけか

NFL=MIT在学のアーシェルが引退、脳疾患論文きっかけか
 7月27日、米NFL、レーベンズは、ジョン・アーシェル(26)の引退を発表した。2016年12月撮影(2017年 ロイター/Mitch Stringer-USA TODAY Sports)
[27日 ロイター] - 米ナショナルフットボールリーグ(NFL)、レーベンズは27日、ジョン・アーシェル(26)の引退を発表した。
レーベンズによると、25日に米国医師会雑誌(JAMA)で発表された、NFL選手と脳疾患の関わりについての研究論文が引退を決断する要因だったという。同クラブの監督は「彼はオフシーズンの間ずっとこれについて考えていた」と記者会見で述べた。
論文によると、元NFL選手の脳の99パーセントに、認知症などを引き起こす可能性のある脳疾患、慢性外傷性脳症(CTE)の徴候が見られた。
アーシェルは、同クラブで2014年にプロとしてキャリアをスタート。名門マサチューセッツ工科大学(MIT)に在学し、「NFLで最も賢い選手」としても知られている。

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