米東部でサイバー攻撃発生、ツイッターなど主要サイトで障害

[21日 ロイター] - ネットインフラ提供の米ディンを狙ったサイバー攻撃が21日発生し、短文投稿サイトのツイッターや音楽配信のスポティファイなどの大手サイトでサービスに支障が出た。主に米東海岸の利用者が影響を受けたという。
誰が攻撃したのかは現時点で不明。当局者がロイターに明らかにしたところによると、国土安全保障省および連邦捜査局(FBI)が調査に当たっている。
米国では最近、政治組織や選挙機関を標的にしたサイバー攻撃が多発しており、サイバー犯罪の脅威が高まっている。
ツイッターやスポティファイのほか、民泊の宿泊予約ウェブサイトのエアビーアンドビー、ニュースサイト「ザ・バージ」などでも影響が出た。アマゾンのウェブサービス事業でも一時、関連して障害が発生したという。
ディンはドメインネームサーバー(DNS)の管理サービスを提供。サイトへのアクセス要請はDNSサーバーを経由するため、DNSプロバイダーへの攻撃は大きな影響をもたらす可能性がある。
ディンは製薬大手ファイザーやクレジットカード大手ビザ、動画配信サービス大手ネットフリックス、ツイッターなど大手企業を顧客に持つ。

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