国民投票後のポンド下落、経済への打撃を吸収=英中銀副総裁

国民投票後のポンド下落、経済への打撃を吸収=英中銀副総裁
 10月17日、英中銀のブロードベント副総裁は、BBCラジオのインタビューで、EU離脱めぐる国民投票後のポンドの下落は、英経済への打撃を吸収する重要な役割を果たしたと述べた。写真の旗はロンドンで2月撮影(2016年 ロイター/Toby Melville)
[ロンドン 17日 ロイター] - 英中銀のブロードベント副総裁は、BBCラジオのインタビューで、欧州連合(EU)離脱めぐる国民投票後のポンドの下落は、英経済への打撃を吸収する重要な役割を果たしたと述べた。
前週ポンドは、英国のEU離脱が「ハードブレグジット」と呼ばれる単一市場へのアクセスを失う形の離脱になるかもしれない、と投資家が懸念を強めたことにより、対通貨バスケットで最安値に下落した。
副総裁は「柔軟な通貨を持つことは極めて重要。とりわけ、経済が貿易相手と異なるショックに直面している環境ではそうだ」と指摘。
さらに「われわれはまさに、国民投票という形で、そのようなショックを受けた。通貨にショックへの反応を許すことは、ショックを吸収する非常に重要な役割を果たすことだと思う」と述べた。

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