次期国連事務総長にグテレス氏選出へ、前難民高等弁務官

次期国連事務総長にグテレス氏選出へ、前難民高等弁務官
 10月5日、国連安全保障理事会の理事国15カ国は、次期事務総長の選出に向けた6回目の予備投票を行い、ポルトガル元首相のアントニオ・グテレス氏(67、写真)が13カ国の支持を集めた。2015年12月撮影(2016年 ロイター/Denis Balibouse)
[国連 5日 ロイター] - 国連安全保障理事会の理事国15カ国は5日、次期事務総長の選出に向けた6回目の予備投票を行い、ポルトガル元首相のアントニオ・グテレス氏(67)が13カ国の支持を集めた。これを受け、年末に任期切れとなる潘基文事務総長(72)の後任にグテレス氏が選ばれることが確実となった。
グテレス氏は1995─2002年にポルトガル首相を務め、05年から昨年末まで国連難民高等弁務官として難民問題に取り組んだ経歴を持つ。
安保理は7月から予備投票を実施。これまですべての投票で首位だったグテレス氏にはこの日も反対票はなく、2カ国が意思表明しなかった。
安保理は6日、グテレス氏を次期事務総長として総会に正式勧告する見通し。

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