違法操業の中国漁船、火災で3人死亡 韓国海洋警察が閃光弾

違法操業の中国漁船、火災で3人死亡 韓国海洋警察が閃光弾
 9月30日、韓国の全羅南道新安郡紅島の沖70キロメートルの排他的経済水域で違法操業をしていた中国漁船で火災が発生し、船員3人が死亡した。写真は沖縄県宮古島沖に出没した中国漁船。2013年3月海上保安庁による提供写真(2016年 ロイター)
[ソウル 30日 ロイター] - 韓国の全羅南道新安郡紅島の沖70キロメートルの排他的経済水域(EEZ)で違法操業をしていた中国漁船で火災が発生し、船員3人が死亡した。
韓国側の当局者の1人がロイターに匿名で語ったところによると、火災は漁船の操舵室で発生した。
この漁船に対して検問を実施するために乗り込んだ海洋警察の署員らが、乗組員が隠れていた船室に閃光弾を発射。その後火災が発生した。
木浦海洋警備安全署によると、死亡した3人は窒息したもよう。火災の原因などについて調査中だという。
中国と韓国は経済関係が深まる一方で、繰り返される中国漁船による違法操業が両国関係に影を落とす問題のひとつになっている。
救助された漁船の乗組員14人および取り締まりにあたっていた海洋警備の署員らが韓国当局の取り調べを受けているという。

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