英国でスプレー式紅茶が登場、ティーバッグの時代は終わりか

英国でスプレー式紅茶が登場、ティーバッグの時代は終わりか
 9月16日、紅茶を楽しむことで知られる英国で、スプレー缶からカップに紅茶を注ぐ新タイプの製品「ノー・モア・ティーバッグ」が発売された(2016年 ロイター/Matthew Stock)
[レザーヘッド 16日 ロイター] - 紅茶を楽しむことで知られる英国で、スプレー缶からカップに紅茶を注ぐ新タイプの製品「ノー・モア・ティーバッグ」が発売された。
発売したのは、アイスティーなどを販売する飲料メーカーのYum Cha Drinks。同社の代表は、「もっとおいしい紅茶を飲もうをした結果」だと語った。「もちろん、便利さという側面もある。紅茶を入れたあとの、しずくが垂れるティーバッグを捨てる手間が省ける」という。
1缶約20杯分で、飲む時は、濃縮タイプの紅茶をスプレーでカップに注ぎ、お湯や牛乳を好みで入れる。8月にまず数店舗で、イングリッシュブレックファースト、アールグレイ、ジャスミンの3種類の販売が開始された。
一風変わったこの製品について、紅茶ソムリエで紅茶専門店のオーナーでもあるスワローさんは、「おそらく平均以上の紅茶の味だ。この味と便利さを好む人は多くいるだろう」とした上で、「だが、人々は紅茶にもっと多くのものを求めていると思う」と語った。

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