ポンド急落、ハードブレグジット懸念反映=ユーログループ議長

ポンド急落、「ハードブレグジット」懸念を反映=ユーログループ議長
 10月7日、ユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長はこの日のポンド急落は、英国が欧州連合離脱に伴い欧州単一市場へのアクセスを失う「ハードブレグジット」懸念を反映していると指摘。写真はポンド、ドルなど各国紙幣、1月撮影(2016年 ロイター/Jason Lee)
[ワシントン 7日 ロイター] - ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長(オランダ財務相)は7日、ロイターの取材に対し、この日のポンド急落は、英国が欧州連合(EU)離脱に伴い欧州単一市場へのアクセスを失う「ハードブレグジット」に関する英政府の政策姿勢に、市場関係者が失望したことを反映していると指摘した。
議長は「保守党議員の主張は、英国の将来見通しに失望感を与えている」と発言。
保守党議員は国際貿易や外国人労働者に反対し、人・物・資本・サービスの異動の自由を尊重する「四つの自由」を支持していないと指摘し、「ロンドン金融街シティーの反応は否定的で、その全てが通貨に影響している」と分析した。
*写真を追加しました。

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