米ワシントンで猫の「国勢調査」、自動カメラ利用で数を把握

米ワシントンで猫の「国勢調査」、自動カメラ利用で数を把握
 7月17日、米国の首都ワシントンで、官民共同で猫の「国勢調査」が行われることになった。街にいる猫の数を把握し、米国全土での頭数管理につなげたい考え。写真はニューヨークのキャットカフェの窓から外を覗く猫。2014年4月撮影(2018年 ロイター/Carlo Allegri)
[ワシントン 17日 ロイター] - 米国の首都ワシントンで17日、官民共同で猫の「国勢調査」が行われることになった。街にいる猫の数を把握し、米国全土での頭数管理につなげたい考え。結果は2021年6月にまとまる予定だ。
この「DCキャット・カウント」プロジェクトは、スミソニアン保全生物学協会や米動物愛護協会が運営。世帯調査に加え、自動撮影カメラなどのハイテク機器を使用して、飼い猫と野良猫の数を調べる。
プロジェクトの支援者によると、猫の頭数を把握することで、動物のシェルター(保護施設)に対し効率的にリソースを割り当てることができるほか、野生動物の研究者が野良猫の頭数を管理するのにも役立つとみられている。
米獣医師会が行った2012年の調査によると、米国では約3分の1の世帯で1匹以上の猫が飼われており、全土で7400万匹以上の猫がいるとみられる。13年に政府の科学者が実施した調査では、野良猫の増加が鳥や小動物の死亡の一因になっているという。

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