ソフトバンクG出資のカフート、オスロ主要市場に上場へ=関係筋

ソフトバンクG出資のカフート、オスロ主要市場に上場へ=関係筋
 関係筋によると、ソフトバンクグループが出資するノルウェーのオンライン教材会社カフートは、今後数週間にオスロ証券取引所の主要市場に上場する計画で、時価総額は70億ドルになるとみられている。写真はズームとカフートのアプリを使ったオンラインクイズ。英国で昨年4月撮影(2021年 ロイター/Phil Noble)
[ロンドン 10日 ロイター] - ソフトバンクグループが出資するノルウェーのオンライン教材会社カフートは、今後数週間にオスロ証券取引所の主要市場に上場する計画で、時価総額は70億ドルになるとみられている。関係筋がロイターに明らかにした。
同社はゴールドマン・サックス、ABGサンダル・コリアー、アークティック・セキュリティーズを起用しており、今月中に上場に向けたプロセスを開始する見通しという。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を背景にオンライン学習への需要が高まっている。
カフートは現在、オスロ証取で小型株を扱う「ユーロネクスト・グロース」に上場している。事業規模が主要市場の対象になる見込みの今年第1・四半期に同市場に移行する準備を進めていると明らかにしていた。
関係筋によると、カフートは今回の主要市場上場に伴い、最大6700万株を発行する可能性があるが、最終的な決定はまだ行われていないという。
同社および投資銀行は上場に関する詳細について、コメントを控えた。
カフートは昨年10月、2億1500万ドルの調達ラウンドを完了。その際にソフトバンクGは同社に出資した。それ以来、カフート株は144%上昇している。

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