米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は1日、連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、最終的には利下げを実施する方向に傾いていると改めて示したが、米株式・債券市場の動揺は今後も収まらない可能性がある。インフレの先行きが不透明なため、市場では経済指標への注目度が一段と高まっている。
- オピニオンアングル:ドル売り浴びせ、早朝の奇襲に介入観測再び 最大効果狙う
2日早朝(日本時間)の外為市場で、ドル/円が短時間のうちに急落した。日本政府・日銀が円買いの市場介入を実施したとの観測が広がっている。通貨当局は介入効果をより高めつつ機動性もアピールすることを狙ったのではないかとの指摘が聞かれる。
- オピニオンFOMC後のドル/円急落:識者はこうみる
1日終盤(日本時間2日早朝)のNY外為市場で、ドル/円が157円台後半から153.00円まで4円超下落した。その後は154円半ばまで戻した。市場では4月29日に続き再び介入観測が出ているが、日本政府は実施したかを明らかにしていない。識者の見方は。
- 経済テスラの「ギガキャスト」計画後退、事業環境の逆風反映=関係者
米電気自動車(EV)大手テスラが、生産工程に革命をもたらすとされる「ギガキャスト」(車体の一体成型技術)計画を後退させている。事情に詳しい2人の関係者が明かした。
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S&Pグローバルがまとめた4月のユーロ圏のHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は45.7と前月の46.1から低下した。
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- オピニオン為替動向、介入有無含めコメントは控える=岸田首相
岸田文雄首相は30日、ドルが160円に乗せた後に急落するなど乱高下した29日の為替の動きに関し「為替相場の動向、介入についてはその有無も含めてコメントは差し控えるのが政府の申し上げているところだ。これについては以上だ」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。