セーヌ川が増水、付近のルーブル美術館は展示を一部中止に

セーヌ川が増水、付近のルーブル美術館は展示を一部中止に
1月24日、フランスのパリを流れるセーヌ川の水位が数週間続いた大雨の影響で急上昇し、近くのルーブル美術館が、予防的措置としてイスラム美術部門の展示を見合わせた(2018年 ロイター/Christian Hartmann)
[パリ 24日 ロイター] - フランスのパリを流れるセーヌ川の水位が数週間続いた大雨の影響で急上昇し、24日には近くのルーブル美術館が予防的措置として地階のイスラム美術部門の展示を見合わせた。
また、ノートルダム寺院付近の古い橋の下を遊覧船が通ることができない事態も起きている。
旅行者や住民には、念のため川岸を避けるよう勧告が出されている。多くの観光客が使うカルチエ・ラタンのサン・ミシェル駅など、川に近い6つの駅は閉鎖された。
24日に5.24メートルを記録した水位の上昇幅は、予報によると、今後6メートルを超えるとみられている。25日も降雨が予想され、26─27日にピークを迎える可能性がある。
1910年には水位が8.65メートルに達し、洪水がパリに大きな被害をもたらした。

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