カトリック教会でも国際女性デーの集い、決定権拡大など求める

カトリック教会でも国際女性デーの集い、決定権拡大など求める
 3月8日、国際女性デーのこの日、マカリース前アイルランド大統領率いるカトリック女性のグループがシンポジウムを開催、発言者らは、教会における女性の決定権拡大を求めるとともに、ローマ法王フランシスコに対し「女性嫌悪の壁」を打ち砕くよう求めた。写真は2013年3月撮影(2018年 ロイター/Eric Gaillard)
[ローマ 8日 ロイター] - 8日の国際女性デーに、マカリース前アイルランド大統領率いるカトリック女性のグループがシンポジウムを開催、発言者らは、教会における女性の決定権拡大を求めるとともに、ローマ法王フランシスコに対し「女性嫌悪の壁」を打ち砕くよう求めた。
シンポジウムは「なぜ女性が重要か」と題され、同性婚や女性司祭による叙階を支持するマカリース氏が主要な講演者を務めた。
数百人が会場に訪れ、ネットのストリーミングは世界中で閲覧された。出席者には修道女が多数おり、教会における女性の権利向上を訴える講演者に声援を送った。
カトリック教会では、キリストが男性のみを使徒に選んだとして、聖職者の位を授ける叙階を女性司祭が行うことを禁止している。これに対し推進派は、イエスは当時の社会規範に従ったにすぎないと反論している。
法王はバチカンの重要ポストにより多くの女性を起用すると約束しているが、行動が遅すぎるとの批判がある。

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