米グラミー賞はブルーノ・マーズが主要3部門独占、Jay─Z賞逃す

米グラミー賞はブルーノ・マーズが主要3部門独占、Jay─Z賞逃す
1月28日、米音楽界で最高の栄誉とされるグラミー賞の授賞式がニューヨークで開催され、米R&B歌手ブルーノ・マーズが最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞、最優秀レコード賞の主要3部門を含む6部門で受賞した(2018年 ロイター/Lucas Jackson)
[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米音楽界で最高の栄誉とされる第60回グラミー賞の授賞式が28日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催され、米R&B歌手ブルーノ・マーズが最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞、最優秀レコード賞の主要3部門を含む6部門で受賞した。
マーズは「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」で最優秀楽曲賞、「24Kマジック」で最優秀レコード賞、最優秀アルバム賞を獲得した。
ノミネートでは、米ラップ歌手Jay─Zが8部門で最多だったがいずれの部門でも受賞を逃した。
一方、ラップミュージシャンではケンドリック・ラマーが5部門で受賞した。
マーズの主要部門を含む6冠はポップミュージックの勝利を意味し、今や米国で最も人気のある音楽ジャンルになっているにもかかわらず、ラップの主要賞受賞は今年も実現しなかった。2017年はアデルがビヨンセを下し、2016年にはラマーは5冠に輝いたものの最優秀アルバム賞はテイラー・スウィフトに渡った。
マーズは「喜びと愛を歌にした。このアルバムに込めたかったすべてで、みんなが踊りだすものにしたかった」と語った。
最優秀新人賞にはカナダ出身のアレッシア・カーラが選ばれた。
日本勢では、最優秀ニューエージアルバム賞にシンセサイザー奏者の喜多郎さんが「空海の旅5」でノミネートされていたが、受賞を逃した。
この日のレッドカーペットでは、多くのミュージシャンが白いバラを身に着け、女性の権利支持やセクハラへの抗議を訴えた。
また、ステージでもこのテーマを反映したパフォーマンスが多くみられた。
*内容を追加しました。

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