フランスでフォアグラ3割高、クリスマスシーズンのごちそうに痛手

フランスでフォアグラ3割高、クリスマスシーズンのごちそうに痛手
 12月8日、今年の休暇シーズンをフランスで過ごすなら、フォアグラやエスカルゴといったご馳走にいつも以上に高価な支払いを要求されそうだ。鳥インフルエンザの影響で、フォアグラは昨年に比べて30%値上がりしている。写真は先月30日撮影(2017年 ロイター/Benoit Tessier)
[ランジス(フランス) 8日 ロイター] - 今年の休暇シーズンをフランスで過ごすなら、フォアグラやエスカルゴといったごちそうに、いつも以上に高価な支払いを要求されることになりそうだ。
2年連続で鳥インフルエンザが発生しガチョウやアヒルの殺処分を余儀なくされた影響で、フォアグラは昨年に比べて30%値上がりしている。今年のフォアグラ生産は2015年の水準を44%下回る。
バター不足による価格高騰の影響も大きく、バターを大量に使うエスカルゴは例年より10%ほど高値になっている。バターの価格は国際的な供給不足の影響で今年2倍に跳ね上がった。
黒トリュフもクリスマスのごちそうのひとつだが、南フランスの干ばつの影響で収穫が少なく値上がりしている。
ただ、朗報なのはサーモンやカキ、ホタテなどのシーフードで、お手頃価格が期待できそうだという。特にホタテは過去10年の平均漁獲量の4倍の水揚げがみられる。

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