トランプ氏が米バブル懸念、「崩壊するなら私の就任前に」

トランプ氏が米バブル懸念、「崩壊するなら私の就任前に」
 1月26日、トランプ氏が米国のバブル崩壊に懸念を表明した。写真はニューハンプシャー州の集会で25日撮影(2016年 ロイター/Gretchen Ertl)
[ワシントン 26日 ロイター] - 11月に迫る米大統領選の共和党候補指名獲得争いで支持率首位に立つ不動産王のドナルド・トランプ氏は26日、米国のバブル崩壊に懸念を表明し、自身が大統領に就任した際に金融崩壊に対処することは望んでいないとの考えを示した。
トランプ氏はABCの「グッド・モーニング・アメリカ」に出演し、「米国は深刻な状況にあり、(経済問題への対処は)極めて手ごわい任務となる」と語った。イラン核問題も難関な課題になると付け加えた。
そのうえで「米国はバブルの状態にある」と指摘。「バブルが崩壊するなら、私が大統領になる前にして欲しい。就任の翌日に起こるのであれば、前日の方がまだましだ」とし、金融危機という形で負の遺産を継承することは望んでいないと強調した。

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