10年以内に機械に仕事を奪われる、若者の約半数が懸念=国際調査

[ミュンヘン 18日 ロイター] - インドの情報技術(IT)サービス大手インフォシスが委託した調査で、世界の若者の10人に4人が、今後10年以内に自分の仕事を機械ができるようになると考えていることが分かった。
調査は、オーストラリア、ブラジル、英国、中国、フランス、ドイツ、インド、米国で、16─25歳の若者各1000人、および南アで700人を対象に実施された。
その結果、西側諸国では約半数が、教育は就職準備にならないと回答。欧州では技能不足を感じるとの回答が特に目立った。
世界規模では、回答者の約80%が学校で習わなかった技能を修得する必要があったとし、急速な技術の変化に追い付くため新たな技能の習得が求められていると回答した。
インフォシスのビシャル・シッカ最高経営責任者(CEO)は調査を受け、技術は10年前の予想さえ上回る速さで進化している一方、教育システムは300年前に農村社会のために構築された手法を依然踏襲していると指摘。「教育の焦点を、すでに分かっていることの学習から、まだ起きていないことの探求へと移していく必要がある」と述べた。

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